1 無駄を省く
試験勉強において無駄とは何か。ずばり試験合格に必要のないものだ。試験合格に必要のないものはなにか。試験合格に必要のない時間である。
では、必要のない時間はなにか。必要な時間を上げると、勉強時間、睡眠時間、食事時間、排せつ時間、歯磨きの時間、お風呂の時間、ストレス発散の時間、運動の時間である。
これらは、試験問題を解くために必要な知識とスキルを獲得する時間と、試験問題を解くために必要なエネルギーをためる時間と、試験問題を解く障害になるノイズを取り除く時間にまとめることができます。
これらは全く削ることなく、存分に時間を割くべきです。特に睡眠時間については、毎日の日中のパフォーマンスに影響するため、自然に目覚めるまで寝るのが理想です。8時間くらいは確保したいですね。
反対に、YouTubeや飲みの時間、テレビを見る時間などは、ドーパミンが出るから惰性で行ってしまう活動の時間です。これらは特に意味はないが、短期的な快楽(ドーパミン)を得るために脳が勝手に行ってしまうものです。確実に排除したい。
また、試験では問われない知識を深く追い求めてしまう時間も不必要になることが多い。憲法や刑法の理論部分について深く追い求めようとすればどんどん沼にハマります。しかしそれらに正解はなく、学者がこれが正解になるべきだと呈示していくことになりますから、受験生の身分では、判例実務がどのような立場を取っており、その立場を理解するために比較的に読むぶんで足ります。
2 過去問から始める
試験勉強の王道は過去問から始めることです。その試験で問われていることをまずは把握した上でインプットしていくのが最も最短の道なのです。
3 論理的に体系づけられることは論理を意識する
やみくもに覚えることが可能な人もいるでしょうが、基本的には網羅的に覚えるのは無駄です。できる限り論理的に構造を整理することで、覚えることを最小限にすることができます。また、本当に理解していないと論文試験では不理解が露呈するので、構造を捉えることを目指しましょう
4 とはいえ覚えるべきことは全力で覚える
試験において一番差が出やすいのは記憶力であるのは間違いがないかもしれません。特に優れた記憶力を持つ人は、生まれてから3歳になるまでに記憶のトレーニングを受けています。このような人は記憶について難を感じることはないでしょう。
このような人ではなくても後天的に記憶を上げることはできます。
脳は基本的には忘れるようにできています(たまに忘れることができない人がいます。このような人はすべての目撃した出来事を映像ごと記憶してしまう人です)。ですから、脳にこの情報は重要であり、忘れてはいけないと言い聞かせる必要があります。
その手段として、反復学習や、音読、書き記す、緊張感のある状況で行う、などがあります。できるようになると、脳に自分で負荷をかけながら集中力を上げて見ることで重みづけができるでしょう。
5 普段から本番を意識する
本番は大勢の人と同じ会場で受けることになります。本番では鼻水をすする人や貧乏ゆすりをする人、臭い人などいろんなひとがいます。もちろん過剰な場合は試験委員が発動してくれる可能性もありますが、一番最強なのはそれらに動じないことです。そのためには普段から無菌室で過ごすのではなく、どのような状況でも集中力を保てる状態を維持することです。
6 スポーツも効果的
スポーツなど体を動かすと、脳も活性化します。
7 多くの受験生の相場観から離れない
司法試験は特に相対的な試験であり、周りの人が知っていることは絶対にかけないといけないが、知らないことは書けなくてもよいという性質があります。ですから、一人勉強タイプの人もたまには受験生と交流して、相場観から離れないことが必要です。
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